この記事では、初めて犬を飼う方や飼育経験の少ない方に向けて、飼いやすい犬種を厳選して紹介します。初心者でも育てやすく、性格が穏やかで飼い主とのコミュニケーションが取りやすい犬種をピックアップしました。

また、各犬種の特徴や日常のお手入れのポイント、適切な運動量や生活空間についても詳しく解説します。

飼い主との相性やライフスタイルに合った犬種を選ぶことで、より充実したペットライフを送ることができるでしょう。初めての飼育に安心して挑戦できるよう、役立つ情報をお届けします。

人気の小型犬ランキング

  1. トイプードル
  2. チワワ
  3. ミニチュアダックスフンド
  4. ポメラニアン
  5. パグ
  6. ヨークシャーテリア
  7. シーズー
  8. マルチーズ
  9. フレンチブルドッグ
  10. ジャック・ラッセル・テリア
  11. ミニチュアシュナウザー
  12. パピヨン

早速、人気の小型犬を1種類ずつご紹介していきます。

トイプードル

トイプードル

トイプードルは知性と賢さを兼ね備えた小型犬で、愛情深く忠実な性格が特長です。社交的で人懐っこく家族との絆を大切にします。

素早い学習能力がありしつけもしやすく、家庭犬としての適性が高いです。毛色やコートの種類が豊富で、アレルギーを気にする人にも適しています。

適度な運動が必要で、日常の散歩や遊びが健康維持に役立ちます。また、抜け毛が少なくにおいもほとんどないため室内でも快適に過ごせます。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 オス:3~6㎏/メス2~4㎏
体高 オス:24~28㎝ / メス24~28㎝
平均寿命 14~15歳

チワワ

チワワ

チワワは小柄で活発な性格が特徴的です。賢く好奇心旺盛で、家族との絆を大切にします。警戒心が強い一面もありますが、愛情深く主人に忠実です。

小さい体格ながら運動量は多めで、日常の短い散歩や遊びが必要。飼育は室内でも適応しやすく、短毛で手入れも比較的簡単です。

他のペットや子どもとも穏やかに過ごせることが多いですが、過保護になりがちなので社会化としつけが重要です。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 1.5~3㎏
体高 15~23㎝
平均寿命 12~20歳

ミニチュアダックスフンド

ミニチュアダックスフンド

ミニチュアダックスフンドは活発で勇敢な性格が特徴です。小型犬ながらも狩猟犬の血統を持ち、好奇心旺盛で活動的ですが、家庭でも愛情深く陽気な面を見せます。コンパクトな体格ですが、運動量を確保することが重要です。

毛並みは短くて手入れが比較的簡単で、定期的なブラッシングで健康を保つことができます。頭の良さと学習能力が高く、しつけや訓練も簡単!家族との絆を重んじ、愛情深いパートナーとして家庭生活に適しています。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 4~6㎏
体高 21~24㎝
平均寿命 12~16歳

ポメラニアン

ポメラニアン

ポメラニアンは活発で賢く、愛らしい性格が特徴です。小型犬ながら自己主張が強く、家族に対しては愛情深く忠実です。毛並みは豊かでブラッシングが必要ですが、短い散歩や遊びで運動量を満たせます。

知的で学習能力が高いためしつけが比較的容易で、トレーニングが楽しい体験になります。都会のアパートや小さな家庭にも適しており、飼い主との密なコミュニケーションを求めます。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 1.4~3.2㎏
体高 18~24㎝
平均寿命 12~16歳

パグ

パグ

パグは小柄で愛嬌のある容姿が特徴的な犬種です。その性格は愛情深く、陽気で社交的、家族に対しては忠実です。活発で遊び好きな一面もあり、子供や他のペットとも穏やかに接します。

運動量はそれほど多くありませんが、熱中症になりやすいため、暑い日や運動後には気を付ける必要があります。それも愛らしいですが、寝相が悪くいびきをかくことが多いのも特徴です。

毛の手入れは比較的簡単で、定期的なブラッシングとシャンプーで良好なコートを保てます。飼い主に対しては従順でしつけも比較的容易ですが、食事管理が重要で肥満になりやすいので注意が必要です。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 6.3~8.1㎏
体高 オス:30~36㎝ / メス:25~30㎝
平均寿命 12~15歳

ヨークシャーテリア

ヨークシャーテリア

ヨークシャーテリアは小型犬で、愛らしい外見と賢さが特徴の小型犬です。性格は活発で好奇心旺盛、家族に対しては愛情深く忠実ですが、他の犬や小動物に対しては時に攻撃的になることがあります。

運動量は少なめで、室内での生活に適していますが、毛が抜けにくいわりに長いため、定期的なブラッシングと専用のシャンプーが必要です。

しつけには忍耐強さが必要ですが、知識を持った飼い主との信頼関係を築けば素晴らしいパートナーに育ちます。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 1.5~3㎏
体高 15~18㎝
平均寿命 13~16歳

シーズー

シーズー

シーズーは小型犬であり、愛嬌のある表情と独特の鳴き声が特徴です。一般的に温和で忠実な性格であり、家族との絆を大切にします。

気配りがあり新しい人や環境にも比較的早く馴染みます。しつけは忍耐と一貫性を要しますが、賢く学習意欲が高いため基本的なマナーを習得するのに最適です。

運動量は少なめで室内での飼育も可能ですが、定期的なブラッシングと毛の手入れは欠かせません。健康面では目や皮膚のケアが重要で、定期的な健康チェックが推奨されます。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 5~7㎏
体高 25~27㎝
平均寿命 13~15歳

マルチーズ

マルチーズ

マルチーズは小型犬であり、活発で愛情深い性格が特徴です。賢く、しつけが比較的容易。社交的で人懐っこく、他のペットや子どもたちとも仲良く過ごすことができます。

小さな体格ながら警戒心があり、家の番犬としてしっかり仕事を果たします。比較的長寿であり、適切な医療と栄養管理が与えられれば健康を維持できます。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 オス:3~4㎏ / メス:3~4㎏
体高 オス:21~25㎝ / メス:20~23㎝
平均寿命 12~15歳

フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグは穏やかで愛らしい性格が特徴です。小柄で筋肉質な体つきと大きな耳が特徴的です。人懐っこく家族に対しては愛情深く忠実ですが、時に頑固な一面もあります。

運動量は少なめで日常の短い散歩と遊びで満足しますが、暑さには弱いため涼しい場所で過ごすことが推奨されます。

また、しつけの飲み込みが良く、新しいことを学ぶのが得意。他の犬やペットともうまく相性が合うことが多いです。手入れも比較的簡単で、毛の抜けが少ないのも飼いやすさの一因です。

フレンチブルドッグは温厚で親しみやすい性格と、コンパクトで愛らしい容姿で多くの人々に愛されています。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 8㎏~14㎏
体高 28~33㎝
平均寿命 10歳~12歳

ジャック・ラッセル・テリア

ジャックラッセルテリア

ジャックラッセルテリア

ジャック・ラッセル・テリアは活発で賢く、好奇心旺盛な性格が特徴です。元々狩猟犬としてのルーツを持つことから運動量が多く、遊び好きでエネルギッシュ!

しつけの飲み込みが早く訓練には向いていますが、やんちゃな一面もあります。家族には忠実で愛情深く、子供たちとも仲良く遊ぶことができます。その一方で、他の小動物や猫との相性は個体差が見られるでしょう。

毛艶が良く手入れも比較的簡単ですが、定期的な運動と刺激が必要です。活発さと知性を持つジャック・ラッセル・テリアは、適切な飼育環境で楽しく快適に暮らせる犬種と言えます。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 4㎏~6㎏
体高 25~30㎝
平均寿命 13歳~16歳

ミニチュアシュナウザー

ミニチュアシュナウザー

ミニチュアシュナウザーは活発で知的な犬種であり、愛情深く家族との絆を大切にします。勇敢で警戒心が強い一面もあり、忠実で守護心の強い性格です。

遊び好きで活動的なため、適度な運動が必要ですが、小型犬なので室内での生活も適応しやすいでしょう。硬い被毛を持ち定期的な手入れが必要ですが、抜け毛が少ないのが特徴です。

知識が豊富で学習意欲があり、しつけが比較的容易ですが、頑固な一面もあるため一貫した訓練が重要です。家族と一緒に過ごすことを好み、他のペットや子どもたちとも友好的に接する場面が多く見られるでしょう。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 オス:5.4~9.1㎏ / メス:5.4~9.1㎏
体高 オス:30~36㎝ / メス:30~36㎝
平均寿命 12~15歳

パピヨン

パピヨン

パピヨンは活発で賢く社交的な性格が特徴です。小型犬ながら勇敢で警戒心が強く、家族には忠実で愛情深い一面も持ちます。毛並みは長く、特に耳の飾り毛が独特で美しく見ていて飽きません。

遊ぶことが好きなため、日常的に適度な運動が必要ですが、飼い主との絆を深める散歩は喜びます。

しつけのしやすさと知性の高さもポイント。小さな体にも関わらず意外に活発なため、定期的な刺激と運動の時間や環境を作ってあげることが大切です。

▼基礎情報(体重・体高・平均寿命)

体重 3㎏~5㎏
体高 28㎝以下
平均寿命 12歳~15歳

小型犬の魅力や特徴を知ろう!

ここからは、小型犬全般の魅力や特徴をご紹介します。

本記事でご紹介した以外にもたくさんの種類の小型犬が存在します。どの犬種を迎えてもきっと魅了されるはずです。

小さくて初心者でも飼いやすい

小型犬はその小さな体格と愛らしい容姿で人々を魅了します。一般的に住環境に適応しやすく、狭いスペースでも暮らしやすい特徴があります。

また、人懐っこくて社交的な性格を持っていることから、初心者にとっても飼いやすいかと思います。その愛らしい見た目と親しみやすい性格から、多くの人々にとって理想的な飼いやすさを実現する犬種と言えるでしょう。

食事などの費用が抑えられる

小型犬は一般的に体が小さいため、必要な食事量も少なく、大型犬に比べて食費が抑えられる傾向があります。

また、小型犬向けのフードも大型犬向けに比べて価格が比較的安く、さまざまな選択肢があるため、予算に合わせて選びやすいです。

ただし、個々の犬の健康状態や活動量に応じて適切な栄養補給が必要なため、定期的な健康チェックと栄養管理が大切です。

大型犬と比べて運動量が少ない

小型犬は大型犬と比べると運動量が少ない傾向があります。これは、小型犬が一般的に体が小さいため、短い散歩や室内での遊びでも十分な運動量を得られるからです。

そのため、住宅やアパートで飼育するにも適しており、空間の制約がある場所でも快適に暮らすことができます。 

ただし、必要な運動量を満たさないと運動不足になることで肥満やストレスの原因となるため、愛犬に必要な運動量を知り、日々遊びや散歩の時間をしっかりとってあげましょう。

小型犬を飼う上で、前もって知っておくべき注意ポイント!

ここからは、小型犬を飼う上で前もって知っておくべきポイントをご紹介していきます。

ケガをさせない室内環境を整えておく

小型犬を飼う際に、ケガをさせないためには、室内環境を注意深く整えておくことが重要です。まず、家具や家電のコード類をしっかりと固定し、小型犬が引っ張ったり噛んだりしないようにしましょう。

また、床面の滑り止めを設置して滑りやすい場所を予防し、転倒や関節の負担を軽減することも大切です。

さらに、階段やキッチンなど家の中の危険な場所にはゲートや柵を設けてアクセスを制限し、高所からの落下や危険な物に触れることを防ぐこともポイント。室内の植物についても中には犬にとって毒性のあるものがあるため、誤って食べてしまわないよう適切に管理しましょう。

これらの対策を講じることで、小型犬が安全で快適な環境で暮らせるようにすることができます。

日常的に適度な運動ができるか

小型犬_1

大型犬に比べると運動量は少ないとお伝えしましたが、だからと言って小型犬に運動が必要ないというわけではありません。体重管理や心身の健康維持に運動は必要不可欠です。

散歩や遊びを通じて適度な運動を取り入れることで、筋力や柔軟性を維持し、不必要なエネルギーを発散させることができます。また、運動不足は肥満や関節疾患などのリスクを増加させる事に加え、ストレスにもつながるため、定期的に体を動かす環境を整えることが大切です。

また、小型犬の場合は室内で愛犬の体力や性格に合わせておもちゃを使った遊びを取り入れたり、日々のお散歩やドッグランなど外での活動も取り入れましょう。

犬と過ごす時間を確保できるか

小型犬は人に親しみやすく、社交的な性格を持つことが多いため、飼い主とのコミュニケーションや関係性を大切にします。

日常的に時間を割いて愛犬と遊び、散歩をすることで愛情や信頼関係が築かれます。また、犬は孤独を感じやすい動物であり、長時間放置されるとストレスや不安を抱えることがあります。

仕事や日常生活の忙しさを考慮して適切な時間を確保し、犬が孤独を感じることなく安心して暮らせる環境を整えることが大切です。定期的な遊びやトレーニングを通じて、犬の心身の健康をサポートし、家族としての絆を深めることが小型犬の幸福につながります。

わんちゃんのために、飼わない選択肢もあります。これから長く付き合っていく愛犬としっかり時間をとれるのか迎え入れる前にしっかり考えましょう。

【まとめ】小型犬と共に暮らすために、正しい理解と飼育を心がけましょう!

愛くるしい見た目と温厚で親しみやすい小型犬は、家族としてお迎えすればきっとあなたの時間もこれまで以上に有意義なものとなるでしょう。

ただし、共に生活する際には、特有の性格や健康上の配慮など正しい理解と適切な飼育が重要です。

小型犬に関する知識を深めるとともに、いつかわんちゃんを迎え入れた際には、日常の触れ合いを通して愛情深い関係を築き、絆を深めていきましょう!