ゴールデンレトリバーの性格は、温厚で社交的、そして人懐っこいことで広く知られています。大型犬のなかでも家庭犬として高い人気を誇り、盲導犬や介助犬としても活躍する賢さも魅力です。一方で、子犬のころのやんちゃさが続いたり、寂しがり屋ゆえに留守番が苦手だったりと、知っておきたい一面もあります。

この記事では、ゴールデンレトリバーの基本的な性格やオスメスの違い、性格を踏まえたしつけ・飼い方のコツまで、迎える前に押さえたい情報をわかりやすく解説します。

この記事のまとめ

  • ゴールデンレトリバーは温厚・社交的・賢いという性格が魅力で、家庭犬として理想的とされる
  • 落ち着くまで3年ほどかかり、寂しがり屋で留守番が苦手という側面もある
  • メスは穏やか、オスはやんちゃで甘えん坊と、性格に傾向の違いがある
  • 褒めて伸ばすしつけと十分な運動量、社会化が良好な関係づくりの鍵
  • 大型犬ゆえに股関節形成不全や胃捻転などの病気予防にも気を配る必要がある

ゴールデンレトリバーはどんな犬種か

ゴールデンレトリバーは、イギリス原産の大型犬で「家庭犬の理想」とも呼ばれる人気犬種です。もともとは水鳥を回収する鳥猟犬として作出され、賢さと従順さを兼ね備えています。

現在では家族と暮らす伴侶犬として、また盲導犬・介助犬・災害救助犬といった使役犬としても世界中で活躍しています。柔和な表情と黄金色の被毛、そして人と関わることを心から楽しむ気質が、多くの人に愛される理由といえるでしょう。

ゴールデンレトリバーの基本的な性格

ゴールデンレトリバーの性格は、一言でいえば「温厚で愛情深い」と表現できます。ここでは代表的な性格の特徴を、4つの観点から具体的に見ていきましょう。

温厚で社交的

ゴールデンレトリバーは、社交的で温厚な性格が大きな魅力です。フレンドリーな気質を持ち、家族はもちろん他の動物や子どもとも良好な関係を築きやすい犬種といえます。

たとえば見知らぬ人に対しても友好的に接することが多く、警戒心が薄いため番犬には向きませんが、その分どんな人にも愛情深く寄り添ってくれます。安定した精神性は、初めて犬を迎える家庭にも安心感を与えてくれるでしょう。

愛情深く忠実

家族との時間を何よりも大切にする愛情深さも、ゴールデンレトリバーの性格を語るうえで欠かせません。鳥猟犬として人と共に行動してきた歴史から、飼い主と一緒に何かをすることに喜びを感じる傾向があります。家にいるときはそっと寄り添い、外出から帰れば全身で歓迎してくれるなど、愛情表現が豊かです。

深い絆を築ける性質は、家庭犬としてもセラピー犬としても理想的なパートナーといえます。

賢く学習能力が高い

ゴールデンレトリバーは知能が高く、学習意欲が旺盛な犬種です。盲導犬や介助犬として活躍していることからも、その聡明さがうかがえます。基本的なコマンドはもちろん、複雑な作業も覚えることができ、飼い主を喜ばせようと一生懸命に応えてくれます。

賢い分だけ飼い主の一貫した接し方が求められますが、しつけのしやすさという点で初心者にも扱いやすい犬種だといえるでしょう。

陽気で好奇心旺盛

明るく陽気で好奇心が強いのも、ゴールデンレトリバーの性格的な特徴です。他の犬種と比べると精神的に幼い面があり、成犬になってからも子犬のように元気にはしゃぐ姿が見られます。気になったものはなんでも口に入れて確認しようとするほど好奇心が強く、お散歩や遊びの時間を全力で楽しんでくれます。

明るい性格は、毎日の暮らしに笑顔と活気を運んでくれる存在となるでしょう。

ゴールデンレトリバーの性格で注意したい一面

魅力的な性格の一方で、ゴールデンレトリバーには知っておくべき注意点もあります。お迎え前に把握しておきたい3つのポイントを紹介します。

落ち着くまで3年ほどかかる

ゴールデンレトリバーは、子犬のころのやんちゃさが成犬期になっても続きやすい犬種です。一般的に、落ち着きが出てくるまでには3年ほどかかるといわれています。

たとえばじゃれて飛びついたり、家具をかじったり、いたずらを仕掛けたりすることも珍しくありません。穏やかな成犬に育つまで、飼い主にはおおらかさと忍耐が求められます。長期目線で気長に向き合う姿勢が大切です。

何でも口に入れる好奇心の強さ

口が大きく好奇心旺盛なため、誤飲・誤食事故が起こりやすい点にも注意が必要です。ボールや靴下で遊んでいるうちに飲み込んでしまったり、タオルや毛布の破片を飲み込んでしまったりするケースがあります。

子犬であっても比較的大きなものを飲み込めてしまうため、おもちゃは遊び終わったら片付け、電気コードや靴、ごみ袋なども犬の届かない場所に置く工夫が欠かせません。

寂しがり屋で留守番が苦手

人と過ごすことが大好きなゴールデンレトリバーは、長時間の留守番が苦手な傾向があります。寂しさからストレスを感じると、吠え続けたり家の中を荒らしたりといった問題行動につながる可能性があります。

どうしても家を空ける場合は、留守番前後にしっかり遊ぶ、知育おもちゃを用意するなど、退屈や不安を和らげる工夫が大切です。一人の時間が長い暮らしには、あまり向かない犬種といえるでしょう。

ゴールデンレトリバーの性格はオスとメスで違う

個体差が大きいことを前提としたうえで、ゴールデンレトリバーにはオスとメスで性格の傾向に違いが見られます。ライフスタイルに合わせて選ぶ参考にしてください。

オスのやんちゃで甘えん坊な性格

オスのゴールデンレトリバーは、メスに比べてやんちゃで活発、甘えん坊な性格の子が多い傾向にあります。エネルギッシュに遊ぶことが好きで、興奮するとはしゃぎ回る姿もよく見られます。

たくさん運動に付き合える家庭や、犬とアクティブに関わりたい人にはオスが向いているでしょう。ただし、興奮時のコントロールには成人男性並みの体力が必要になることもあり、しつけは早めに徹底することが大切です。

メスの落ち着いた従順な性格

メスのゴールデンレトリバーは、一般的にオスよりも穏やかで従順、落ち着いた性格をしているといわれます。指示への反応が安定しているため、しつけを進めやすく、静かに過ごす時間を大切にしたい家庭にも向いています。

もちろん個体差はありますが、初めて大型犬を迎える人や、のんびりとした暮らしを楽しみたい人には、メスを選ぶことで穏やかな日々を送りやすくなるでしょう。

ゴールデンレトリバーの性格を作った歴史的ルーツ

ゴールデンレトリバーの温厚で人懐こい性格は、その歴史と深く関係しています。

19世紀のスコットランドで、トゥィードマウス卿が理想的な鳥猟犬を目指して交配を重ねたのが起源とされ、ウェービーコーテッド・レトリーバーやツイード・ウォーター・スパニエルなどの血を引いています。

撃ち落とされた水鳥を傷つけずに回収する仕事を担っていたため、飼い主と協調する能力と、興奮しすぎない安定した気質が代々受け継がれてきたのです。

ゴールデンレトリバーの体の特徴

性格と合わせて知っておきたいのが、ゴールデンレトリバーの体格や被毛の特徴です。お迎えに必要なスペースやお手入れを考えるうえで、基本情報を押さえておきましょう。

体高・体重の目安

ゴールデンレトリバーは筋肉質でたくましい大型犬で、体高はオス56〜61cm、メス51〜56cm、体重はオス29〜36kg、メス24〜32kg程度が目安です。日本では大型犬に分類されますが、海外では中型犬扱いされることもあります。

バランスの取れた体格と幅広い口、ソフトマウスと呼ばれる獲物を傷つけずに咥える性質を持っており、力強さと優しさを兼ね備えた体つきが特徴といえます。

ダブルコートの被毛

被毛はオーバーコートとアンダーコートからなるダブルコート構造で、長毛種に分類されます。水辺で活躍する狩猟犬だった名残から撥水性が高く、ウェーブのかかった美しい被毛が魅力です。一方で抜け毛は一年を通して多く、特に春と秋の換毛期には大量に毛が抜けます。

毛色はゴールドまたはクリーム系が標準で、胸元のわずかな白毛のみ認められています。日々のブラッシングは欠かせません。

アメリカンタイプとイングリッシュタイプの違い

ゴールデンレトリバーには、アメリカンタイプとイングリッシュタイプの2種類が存在します。

アメリカンタイプはスレンダーな体型で毛色が濃く、盲導犬や聴導犬として活躍する個体が多く見られます。一方、イングリッシュタイプはやや小柄で筋肉質、毛色が薄めでウェーブがかかった被毛が特徴です。

日本で見かけるゴールデンレトリバーは、アメリカンタイプが多いといわれています。

ゴールデンレトリバーの性格を活かしたしつけのコツ

賢く人懐こい性格を持つゴールデンレトリバーは、しつけの方法次第で素晴らしいパートナーに育ちます。性格を踏まえた効果的な5つのコツを押さえておきましょう。

褒めて伸ばすポジティブな強化

ゴールデンレトリバーのしつけは、褒めて伸ばすポジティブな強化が基本です。飼い主に喜んでもらうことが大好きな性格のため、上手くできたときに思いきり褒めたりおやつを与えたりすると、良い行動を繰り返してくれるようになります。

叩く・蹴るといった体罰や厳しい叱責は、関係悪化につながり逆効果です。明るい雰囲気のなかでトレーニングを楽しむことが、信頼関係を深める近道となります。

一貫したルールで混乱させない

賢いゴールデンレトリバーには、家族全員でルールを統一することが欠かせません。たとえば「ソファに乗らない」と決めたなら、誰がいるときでも例外を作らないことが大切です。

ある日は許され、別の日は叱られるといった対応では、犬が混乱して問題行動につながる可能性があります。コマンドの言葉や合図も家族でそろえ、一貫した接し方を続けることが、スムーズなしつけを支えてくれるでしょう。

子犬期からの社会化トレーニング

社会化トレーニングも、ゴールデンレトリバーの穏やかな性格を伸ばすうえで非常に重要です。生後3〜12週齢頃の社会化期に、人や他の犬、生活音、車、動物病院などさまざまな刺激に少しずつ慣れさせましょう。

一度にたくさんの経験をさせるのではなく、段階を踏んで小さなことから慣らしていくのがコツです。早い時期からの社会化が、成犬になってからの落ち着きや適応力につながります。

飛びつき・甘噛みは早めに対処する

成長すると体が大きく力も強くなるため、飛びつきや甘噛みは子犬のうちからしっかりしつけることが重要です。たとえば人の手や足を甘噛みしてきたら、噛んでもよいおもちゃに置き換え、人の身体で遊ぶ習慣をつけないようにします。

飛びついた際は構わずに無視するなど、悪い行動には反応しない姿勢が効果的です。大型犬の力は思わぬケガにつながるため、早期対応を心がけましょう。

基本コマンドを子犬から教える

「お座り」「待て」「伏せ」「おいで」といった基本コマンドは、できるだけ早い時期から教えていきましょう。コマンドは飼い主とのコミュニケーションになるだけでなく、散歩中の飛びつきを抑えたり、危険な場面で愛犬を守ったりする大切な手段です。

名前を呼んでアイコンタクトを取り、できたらすぐに褒めてご褒美を与える流れを繰り返すことで、ゴールデンレトリバーは喜んで指示に従うようになります。

ゴールデンレトリバーの性格を踏まえた飼い方の注意点

性格を理解したうえで、毎日の暮らしで意識したい飼い方のポイントを5つ紹介します。日々の積み重ねが愛犬の心と体の健康を守ります。

十分な運動量を確保する

活発で体力があるゴールデンレトリバーには、毎日十分な運動量を確保することが欠かせません。一般的に1日2回、各30分から1時間程度の散歩が目安とされ、加えてドッグランや広い公園で思いきり走らせる時間もあると理想的です。

運動不足はストレスから無駄吠えや破壊行動につながりやすく、肥満の原因にもなります。水遊びやボール遊びなど、楽しめるアクティビティを取り入れましょう。

長時間の留守番は避ける

家族と過ごすことを好むゴールデンレトリバーには、長時間の留守番はできるだけ避ける配慮が必要です。寂しさが続くとストレスがたまり、問題行動につながる可能性があります。

仕事や外出が長くなる場合は、留守番前にしっかり運動させて満足させたり、知育おもちゃで気を紛らわせたりする工夫が効果的です。家を空けることが多いライフスタイルでは、迎えるのが難しい犬種だと理解しておきましょう。

誤飲・誤食を防ぐ環境づくり

口が大きく好奇心旺盛なゴールデンレトリバーと暮らすには、誤飲・誤食を防ぐ環境づくりが欠かせません。

靴下やおもちゃ、電気コード、ごみ袋などは犬の届かない場所に片付け、テーブルの上の食べ物にも要注意です。キッチンやごみ箱周りには仕切りやゲートを設置すると安心です。

ごみ箱は蓋付きを選ぶなど、そもそもいたずらできない環境を整えることが、事故を未然に防ぐ最善策となります。

肥満予防の食事管理

食欲旺盛なゴールデンレトリバーは、肥満になりやすい傾向があります。肥満は股関節形成不全や心臓病などのリスクを高めるため、食事の量とカロリーをしっかり管理しましょう。

物足りなさそうな場合は、1回の量を減らして回数を増やす、白湯やだしでふやかしてかさを増すなどの工夫が有効です。しつけで使うおやつも1日の総カロリーに含めて計算し、適正体重をキープすることが健康長寿につながります。

滑りにくい床材で関節を守る

大型犬であるゴールデンレトリバーは、関節への負担を軽くするために床材にも気を配りましょう。フローリングなど滑りやすい床は足腰に負担がかかり、股関節形成不全などの病気リスクを高める原因になります。

カーペットやフロアマット、ジョイントマットを敷くことで、踏ん張りがきくようになり関節への衝撃を和らげられます。シニア期に入ってからの暮らしやすさにもつながる、長期的に大切な工夫です。

ゴールデンレトリバーの性格に合うおすすめの遊び

賢く活発なゴールデンレトリバーは、頭と体を使う遊びを取り入れると性格的な満足感が高まります。代表的な3つの遊びを紹介します。

ボールやフリスビーで持ってこい遊び

「レトリーブ」が得意な犬種だけあって、ボールやフリスビーを使った持ってこい遊びはゴールデンレトリバーの本能を刺激してくれます。

投げたものを追いかけ、咥えて戻ってくる動きは、もともと水鳥を回収していた習性そのものです。広い公園やドッグランで思いきり走らせれば、運動不足とストレス解消の両方を叶えられます。上手にできたらたっぷり褒めてあげましょう。

水遊びや泳ぎ

水辺で活躍してきた歴史があり、ゴールデンレトリバーは水が大好きで泳ぎが得意な子が多いのも特徴です。暑い季節には犬用プールや浅瀬の川などで水遊びをさせると、体温調節にもなり大変喜びます。

撥水性の高いダブルコートのおかげで、水中でも快適に動けます。安全な水場を選び、ライフジャケットを着用させるなど安心して楽しめる環境を整えてあげましょう。

知育トイ・ノーズワーク

頭を使うのが得意なゴールデンレトリバーには、知育トイやノーズワークもおすすめです。

おやつを中に隠せる知育トイや、布の中からおやつを探し出すノーズワークは、嗅覚と思考力を同時に刺激してくれます。特に雨で外に出られない日や、長時間の留守番前後の発散方法として活用できます。

難易度を少しずつ上げていくと飽きずに楽しめ、満足度の高い時間を過ごせるでしょう。

ゴールデンレトリバーは初心者でも飼いやすい?

結論として、ゴールデンレトリバーは初心者にもおすすめできる犬種ですが、いくつかの条件があります。穏やかで従順な性格としつけのしやすさは大きなメリットですが、大型犬ゆえの運動量や食費、医療費、飼育スペースの確保が前提となります。

十分な散歩時間を取れて、家族で協力してお世話できる環境であれば、初めての犬でも信頼関係を築きやすいでしょう。覚悟と準備があれば、最高のパートナーとなってくれる犬種です。

ゴールデンレトリバーの平均寿命と注意したい病気

愛犬と長く幸せに暮らすために、平均寿命と注意したい病気を知っておくことも大切です。代表的な疾患を4つ取り上げます。

股関節形成不全

股関節形成不全は、ゴールデンレトリバーをはじめとする大型犬に多く見られる関節疾患です。股関節の発育に異常が生じ、痛みや歩行障害が現れます。腰を振るような歩き方、足を引きずる、うさぎ跳びのような走り方、横座りといった様子が見られたら受診の目安です。

遺伝的要素が大きいといわれていますが、滑りにくい床や適正体重の維持といった環境面のケアでも進行を抑えられます。

胃拡張・胃捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群は、大型犬に非常に多い緊急疾患のひとつです。胃にガスがたまって膨らんだり、胃そのものがねじれたりする病気で、対応が遅れると命に関わります。

早食いや食後すぐの運動、一度に大量の水を飲むことが発症リスクを高めるとされます。お腹が膨らむ・吐こうとしても吐けない・大量のよだれといった症状が出たら、すぐに動物病院を受診してください。

外耳炎

垂れ耳のゴールデンレトリバーは、耳の中が蒸れやすく外耳炎を発症しやすい犬種です。耳をかく、頭を強く振る、耳から異臭がする、耳だれが見られるといったサインに気を配りましょう。アトピー性皮膚炎や脂漏症など慢性的な皮膚トラブルから外耳炎に進行することもあります。

日常的にウェットシートやガーゼで優しく耳のお手入れを行い、湿気や汚れをこまめに取り除くことが予防につながります。

悪性腫瘍・がん

ゴールデンレトリバーは骨肉腫や悪性リンパ腫、肥満細胞腫などの悪性腫瘍ができやすい犬種としても知られています。高齢になるほどリスクが高まるため、毎日のスキンシップで体表のしこりや腫れをチェックする習慣が大切です。

また、半年〜1年に一度は血液検査や超音波検査などの定期健診を受けることで、早期発見・早期治療につなげられます。日々の観察と動物病院との連携が、健康寿命を延ばします。

ゴールデンレトリバーの日常のお手入れ

最後に、ゴールデンレトリバーと長く快適に暮らすための日常のお手入れポイントを紹介します。スキンシップを兼ねて毎日続けることが大切です。

毎日のブラッシング

長毛のダブルコートを持つゴールデンレトリバーには、毎日のブラッシングが欠かせません。抜け毛を放置すると毛玉ができ、皮膚に湿気がこもって皮膚病の原因になります。お腹や脇、耳まわりなど絡まりやすい部位は特に丁寧に行いましょう。

春と秋の換毛期には抜け毛が大量になるため、回数を増やすのがおすすめです。スキンシップを兼ねた時間として、楽しく続けることが健康維持につながります。

月1回のシャンプー

シャンプーは月1回程度が目安です。皮膚や被毛を清潔に保つことで、皮膚炎や臭いの予防になります。大型犬のシャンプーは想像以上の重労働なので、自宅で難しい場合は動物病院やトリミングサロンに依頼するのもおすすめです。

シャンプー後はすすぎ残しがないように丁寧に洗い流し、地肌までしっかりと乾かしてあげましょう。生乾きは皮膚トラブルの原因になるため注意が必要です。

歯磨き・爪切り・耳掃除

口腔ケアと爪切り、耳掃除も健康維持に欠かせません。

歯垢は3日ほどで歯石になるといわれており、毎日磨くのが理想ですが、難しい場合でも2〜3日に1回は行いましょう。爪は2週間に1回程度チェックし、伸びすぎないようカットします。垂れ耳には湿気と耳垢がたまりやすいため、イヤークリーナーで定期的に汚れを取り除きましょう。子犬のうちから慣らしておくとスムーズです。

ゴールデンレトリバー 性格に関するよくある質問

ゴールデンレトリバーの性格について、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。お迎えを検討している方は参考にしてみてください。

ゴールデンレトリバーの平均寿命はどれくらいですか?

ゴールデンレトリバーの平均寿命は10〜12歳程度といわれています。東京大学の研究チームがペット霊園データを用いて行った2018年発表の調査では、平均寿命は13.1歳との結果も報告されています。大型犬は7歳前後でシニア期に入るため、若いうちからの健康管理が長寿の鍵となります。

ゴールデンレトリバーは番犬に向きますか?

ゴールデンレトリバーは見知らぬ人にも友好的で警戒心が薄いため、基本的に番犬には向かない犬種です。家族や訪問者問わず愛情深く接する性格は、家庭犬としては大きな魅力ですが、防犯目的で迎えるには適していません。番犬としての役割を期待するよりも、家族の一員として深い絆を育てるパートナーとして迎えることをおすすめします。

子どもがいる家庭でも一緒に暮らせますか?

ゴールデンレトリバーは温厚で忍耐強く、子どもとも仲良く暮らせる犬種として知られています。乱暴なスキンシップにもおおらかに対応してくれる子が多く、家族の一員として頼れる存在です。ただし体が大きく力も強いため、興奮した際の事故防止のため必ず大人が見守り、子どもにも犬への正しい接し方を教えることが大切です。

ゴールデンレトリバーは無駄吠えしますか?

ゴールデンレトリバーは基本的に無駄吠えが少ない犬種です。ただし運動不足や留守番のストレス、興奮、警戒などが原因で吠えることはあります。十分な運動量と家族とのコミュニケーション、子犬期からの社会化を徹底することで、無駄吠えはかなり抑えられます。吠える原因を見極め、落ち着いた行動を促すコマンドを教えることも有効です。

ゴールデンレトリバーの性格を理解して良きパートナーになろう

ゴールデンレトリバーは、温厚で社交的、賢く愛情深い性格が魅力の大型犬です。家族と過ごす時間を心から楽しみ、子どもや他の動物とも良好な関係を築ける家庭犬の代表格といえます。一方で、落ち着くまでに時間がかかる、寂しがり屋で留守番が苦手、誤飲・肥満・関節疾患など大型犬特有の注意点もあります。

性格を理解したうえで、褒めて伸ばすしつけ、十分な運動、丁寧な健康管理を続ければ、ゴールデンレトリバーは人生を豊かにする最高のパートナーになってくれるでしょう。